皆さんこんにちは。南大阪在住、ブログの管理人「カズ」です。暫く父の旅行記を取り上げず申し訳ありません。久々の登場です。冬の岡山県をチョイスしました。

また、毎回、申しておりますが、父親が過去記録した旅行記を息子の私がブログという形で皆さんに公表しています。現在と状況が変わっている可能性があることをご了解ください。
スマホでブログをご覧になっている皆さんへ。本文のあとに旅行の行程表がありますが、それを見る際はスマホを横にしてご覧になって下さい。縦のままだとちゃんと表示されません。よろしくお願いします。

2007年1月30日(火)

山陽路は思ったより明るい風景だった。暖かい気温と晴れ上がった青い空が早春を思わせるほどだった。山々の樹々は薄茶色や灰色に沈んだように見えるが、あまり冬らしさを感じさせない車窓の風景である。

朝7時半の交通情報によると阪神高速は約3㎞の渋滞らしかった。初めての試みで近畿道を利用して中国道に入ることに決めたが、渋滞のマークがあった割りに車の流れは良くて快適だった。少し大廻りになるが、安全性からいっても阪神高速を利用するよりこの方が良いと思った。

その後、岡山インターチェンジを離れて、県道72号空港方面に進路を取る。吉備中央町に入って道の駅かもがわ円城に立ち寄る。客は少なかったし人影もまばらだった。白菜、大根など土地の産品が内庭一杯に並べられていた。最近の道の駅は小さなスーパーマーケットのようだ。

2キロばかり北上して農道を西に入ると、旧出雲街道沿いに足王大権現が祀ってあった。5㎡四方ほどの小さな御堂があり、正面外側には1.5㎡以上もあると思われるわら草履が吊されており、他に沢山の履き物が並べてあった。多分信者の人達が自分が日頃使っていた履き物をおいて、足腰の病気回復の願掛けをしたものと思われる。私達も一昨年落合町の醍醐桜見物に訪れた際、近くのラーバニスト小森の里に宿泊し、大権現の存在を知って祈願したが、日頃の御礼と新しくお願いすることが、この度の旅行の目的の1つだった。(管理人注 醍醐桜見物の記事は次をご覧下さい。 http://blog.livedoor.jp/nihonmanyuuki-kazu/archives/13409754.html )
足王大権現
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お堂は高台にあり周囲は静かな山里である。道の駅かもがわ円城近くまで戻り県道372号線に入る。狭い山道であるが全線舗装はしてあった。森を抜けて林道は左右にカーブし上下を繰り返して国道484号線に交差し、山の神峠にいたる。約8㎞の道程では対向車は1台もなかった。峠の先は建部町である。ここも何の変哲も無い山道が続いた。道が極度に狭くカーブが多いので油断できない。

暫くして平地に出ると川幅の広い旭川であった。宿泊を予定している温泉会館は表示が少なくて困った。八幡温泉湯元の側に案内表を見付けた。川沿いに風変わりな建物があり、それが建部町国際温泉会館である。(管理人注 現たけべ八幡温泉 086-722-2500)

建物の外観は少し変っているが、内部は垢抜けしない感じだった。3時前の到着だったが、部屋に入って「温泉につかってください。」と親切そうな受付だった。6時の夕食まで充分に時間があり温泉で疲れを癒すことが出来た。旭川の直ぐ脇に湧き出す湯の歴史は古いらしく、近隣の人達も利用するらしい。70代の男性から「子供の時分から河原の湯につかったことがある」と話を聞いた。外傷、筋肉痛、神経痛などに効能があるらしい。さすがに露天風呂は外の気温が低いし、湯船に入ってみたが底の方は冷たくて長くは居られなかった。夕食は鮎の塩焼も出て満足だった。

2007年1月30日(火)

場所            時間       メーター表示

出発           8時37分        0㎞

淡河パーキングエリア  10時10分

竜野西サービスエリア  11時00分    147.4㎞

 昼食      発  11時44分

岡山インターチェンジ  12時36分    210.8㎞

道の駅かもがわ円城   13時20分    242.2㎞

足王大権現       13時29分    238.4㎞

山の神峠

建部町国際温泉会館   14時33分    264.4㎞


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