皆さんこんにちは。南大阪在住、ブログの管理人「カズ」です。九州各地で、被害に遭われた方にお見舞い申し上げますとともに、一刻も早い復興を祈念いたします。今回は4月2日の番外編「九度山編」の続編として、真田幸村、豊臣秀吉関連の歴史名所・旧跡に私自身が行ってきましたので、その様子をアップします。前回も申し上げましたが、父と違って文才が無いので、悪しからず。

2016年4月29日(金曜日)

2,3日前とはうって変わったような、寒く、風が強い中、大阪市の玉造周辺と、京都七条、四条に真田幸村、豊臣秀吉関連の名所・旧跡を訪ねてきました。まず、最寄り駅にて「京都みやこびと1dayチケット」を購入。これは南海、市営地下鉄、京阪が乗り降り自由という、かなりお得なチケットです。また、多少の特典クーポンもついています。南海天下茶屋駅で降りた後、地下鉄堺筋線に乗り換え、長堀鶴見緑地線経由で玉造駅へ。地上に出ると、目の前に「三光神社」が見えます。この境内には、陣中指揮をとる勇壮な真田幸村の像と、そのすぐ隣に大阪城と地下でつないだという伝説の真田の抜け穴があります。

 三光神社
三光神社

  真田幸村像
三光・幸村像

真田の抜け道
真田の抜け穴

幸村像と真田の抜け道はすぐ隣にあります
幸村像と抜け穴

三光神社を出て、数分、西に歩いて、左に曲がり坂道を上っていくと「心眼寺」に到着します。この一帯は、まさに真田丸があったといわれる一帯です。山門には「真田幸村出丸城跡」の石碑があり、境内には幸村の墓があります。この心眼寺は幸村と息子・大助の供養のため、真田家の子孫によって、江戸時代に建てられたものです。

 心眼寺
心眼寺

 真田幸村出丸城跡
真田幸村真田幸村出丸城跡

 幸村の墓
幸村の墓

幸村の墓説明

心眼寺を出て少し、坂を上っていくと、大阪明星学園の校庭の脇に「真田丸顕彰碑」があります。これは今年2月、大阪市天王寺区が設置したもので、これは今年の大河ドラマ目当てのものではないかと密かに思いました。

 真田丸顕彰碑
真田丸顕彰碑

この近辺には他にもお寺が多く、この碑の目の前が、「興徳寺」、かなり離れたところからでも見える観音像が目を引きます。高野山真言宗の寺院です。

 興徳寺
興徳寺

 観音像 高さ10メートル以上あります。
興徳寺 観音菩薩像

また、先程、心眼寺への登り坂が始まる角に、「善福寺」があります。こちらも高野山真言宗の寺院です。歌舞伎の「傾城阿波の鳴門」の舞台としても知られています。

 善福寺
善福寺

当日は、祝日ですが大阪明星学園のテニス部と思われる部活動をやっていまして、よく言えば、学生の声が元気に聞こえましたし、悪くいえば、周辺の参拝人にとってはうるさい環境でした。また、そのほかにも、数々のお寺があり、そちらも廻りたかったのですが、本日は京都まで行く予定なので、後日機会があれば、改めて訪問したいと思います。

ということで、玉造駅まで帰ってきました。京阪に乗り換えるには、京橋まで行く方が早いのですが、長堀鶴見緑地線で心斎橋を経由し、淀屋橋へ。関西地方以外の人には、分かりにくいですが、京都まで確実に座って移動が出来るようにと、軟弱な私は、京阪電車の始発駅、淀屋橋まで戻ったわけです。運良く「洛楽」というノンストップ特急に乗ることが出来ました。京橋、京都七条間の約40分ノンストップです。念のため、関西以外の人に説明すると、京阪電車の特急は、特急料金がかかりません。

七条のおしゃれなカフェで昼食を済まし、(残念ながら店の名前を記録するのを忘れました)豊国神社と方広寺を目差します。ここからの京都編は真田幸村というよりは、豊臣秀吉関連の場所です。さすがにゴールデンウィークの京都、人通りは多めです。それにしても4月の終わりと思えないほど風が冷たく、寒い日です。京都三十三間堂と京都国立博物館を横目で見ながら、「豊国神社」へ。豊国神社は豊臣秀吉を祀る神社です。境内には豊臣家の家紋の「桐紋」や秀吉の馬印「ひょうたん」の絵柄が見られます。大坂の陣の後は、江戸幕府により廃祀されていましたが、明治時代に現在の場所に再建されました。

 豊国神社
豊国神社鳥居

豊国神社

豊国神社説明

次は隣の敷地内にある「方広寺」です。ここには豊臣秀頼が鋳造した梵鐘に、徳川家康がイイガカリをつけて、大坂の陣勃発のきっかけとなった「鐘銘事件」の舞台となったところです。梵鐘に刻まれた「国家安泰」「君臣豊楽」の文字が家康の名前を分断し、豊臣家の繁栄を祈ったものという因縁をつけた話は有名です。その鐘は重さ82.7トンの重厚なものです。

 方広寺
方広寺

方広寺 2

方広寺 3

京阪七条に戻り、2駅先の京阪祇園四条駅まで行きます。四条は京都でも最大のメインストリート。寒さにも拘わらず、観光客でごった返しています。しかし、寒さに加えてショボショボと雨まで降ってきました。ちなみにスマホの天気予報では降水確率0%のままです。傘を差すほどの雨ではないので助かりましたが、道行く他の人も傘は持っていない様子です。歩くと少し遠いのですが、「高台寺」を目差します。同じ方向に八坂神社、知恩院、清水寺と京都でも有数の観光地が目白押しのため、路地のような裏手の道でも人が一杯です。高台寺は豊臣秀吉の菩提を弔うために正妻北政所(ねね)が創建したものです。東山を借景にした庭園は見事です。

 高台寺 庭園
高台寺 1

高台寺 2

高台寺 3

高台寺 4

 高台寺 霊屋(おたまや) 秀吉と北政所をお祀りしており、二人の木像を安置しています。
高台寺 霊屋

 高台寺 傘亭
高台寺 傘亭

 高台寺 時雨亭 傘亭と時雨亭は千利休の意匠による茶室で、伏見から移建したものです。この二つは土間で繋がっています。
高台寺 時雨亭

 高台寺 雲居庵
高台寺 雲居庵

高台寺の中でも、かなりアップダウンのある道を歩くため、少々疲れました。なお、みやこびとチケットを利用すると、高台寺の入場料は団体扱いとなって値引きになります。(600円が500円に。100円引です)

四条近辺の普通の喫茶店で温かいコーヒーを飲み、帰ってきました。また、私の記事は折々にアップさせていただきたいと思います。