皆さんこんにちは。南大阪在住、ブログの管理人「カズ」です。
昨年と同様、京都の文化財特別公開が終了後、今度は堺の特別公開が開催されました。しかし、昨年と同様にたった3日間です。(昨年は4日だったので、更に1日減りました。)
昨年は今年より1週間遅れで、桜が散ってしまい葉桜ばかりの記事になってしまいました。その記事は下記をご覧下さい。
http://blog.livedoor.jp/nihonmanyuuki-kazu/archives/23432646.html
今年も桜の記事を先行したため、この記事の発表が後になりましたが、堺市美原区の黄檗宗(おうばくしゅう)の名刹「法雲寺」が今般、内部初公開ということで訪れました。当日は天候が良くなく写真が暗いですがご了承ください。
大阪以外の人はあまりご存じないと思いますが、美原区はもともと南河内郡美原町と呼ばれた場所で、堺市が政令指定都市に移行した2006年に堺市に編入されました。堺市としての歴史は浅い地区です。
黄檗宗についても簡単にご説明すると中国の僧隠元(いんげん)を開祖とする禅宗で、教義や修業は臨済宗とほぼ変らないと言われています。ただ、建物が中国風で独特なため、お寺よりも中華街にいるような意識を持ってしまう人がいるかも知れません。
法雲寺は隠元の弟子、黄檗三傑の1人、慧極道明(えごくどうみょう)が洪水によって流出してしまった、もともと空海開基の寺院を江戸時代に再興しました。狭山藩北条氏の菩提寺であり、河内西国霊場6番札所です。なお、今回は内部を含めすべて撮影可能とのことでした。
最寄り駅から南海高野線初芝駅下車、バスに15分ほどゆられて法雲寺に到着しました。今回はボランティアの人が説明してくれるミニガイドコースに申し込みました。法雲寺以外も近隣の旧蹟を巡る予定です。
三門 中国風の独特の佇まいです。
三門 内部より この付近でツアーの申し込みがありました。
六角堂 納骨堂です。
天王殿 黄檗宗独特の建物で、宇治の黄檗宗総本山万福寺と当寺にのみ現存します。
天王殿の布袋様 ガラスの反射で見にくいです。 布袋様は弥勒菩薩の化身という黄檗宗独特の考えで、最初に布袋様にお詣りすることになっています。
裏側 弥勒菩薩 反射が更に酷くなり申し訳ありません。ということで次回に続きます。
にほんブログ村
コメント