皆さんこんにちは。南大阪在住、ブログの管理人「カズ」です。医療従事者の方に負担をかけますが、新型肺炎のワクチン接種を1日でも円滑に進めていただきたいと思います。
当ブログに関しては、管理人がブログの作成に不得手だった初期の記事の改訂版を順次発表しています。引き続き第三回の「乗鞍岳と上高地、野麦峠へ」をお送りしたいと思います。なお、毎回、申しておりますが、父親が過去記録した旅行記を息子の私がブログという形で皆さんに公表しています。現在と状況が変わっている可能性があることをご了解ください。
スマホでブログをご覧になっている皆さんへ。本文のあとに旅行の行程表がありますが、それを見る際はスマホを横にしてご覧になって下さい。縦のままだとちゃんと表示されません。よろしくお願いします。
1998年6月17日(水曜日)その1
空が明るくなって目が覚めた。一番天気が気になっていたので、カーテンを引いてみた。快晴ではないが、すっきりとした乗鞍の姿が見えた。
早朝の乗鞍岳
食事前に入湯。近くに観音像があるので行ってみたが、高台にあり、下からお詣り。みやげ物店を見て帰る。住職の話では、観音像は未完成で魂が入っておらず、コンクリートの塊と同じだと説明を受けた。景気の良かった頃、人寄せに工事を始めたが、途中で放置されたそうである。そう言えば、温泉街に人の気の少ないのが目につく。どの旅館も余り客が居ないようである。円空庵も私達の一組だけであった。
禅通寺
8時過ぎ出発して、上高地に向かう。昨年、開通した安房トンネルを利用すれば、7分ほどで安房峠を越せるが、山脈の景色を見るために国道158号を行く。この方が車の量は少なくて、景色も良いし、最善の方法だと判断した。案の定、それは正解であった。
南側から見える焼岳の見事な姿、肌焼けした山頂付近から白噴が立ち上っており、一点の雲もないところから、青い空と薄茶色に焼けた山肌、頂上の噴煙、山裾の原生林、このコントラストは素晴らしいものであった。道路は曲がりくねって進むが、焼岳の雄姿は徐々に姿を変化させる。やがて又々見事な穂高の連峰が望めて、トンネル出口付近で合流。上高地への分岐点となっている中ノ湯温泉を通過して、幾つか古い長いトンネルを通り、沢渡茶嵐駐車場に入る。タクシーかバスを利用しなければ、上高地に入れないので、ここで駐車したのである。
1998年6月17日(水曜日)その1
場所 時間 メーター表示
出発 8時08分 105㎞
国道471号
平湯温泉
国道158号
安房峠 8時40分 121㎞
中ノ湯温泉
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