皆さんこんにちは。南大阪在住、ブログの管理人「カズ」です。
久々に父の文章と行程表が作成されている旅行記をお送りしようと思います。時期は比較的最近で、2017年1月に亡くなった父にとっては最晩年の旅行記だと思います。季節もこの時期に相応しいものだと思います。なお、毎回、申しておりますが、父親が過去記録した旅行記を息子の私がブログという形で皆さんに公表しています。現在と状況が変わっている可能性があることをご了解ください。
スマホでブログをご覧になっている皆さんへ。本文のあとに旅行の行程表がありますが、それを見る際はスマホを横にしてご覧になって下さい。縦のままだとちゃんと表示されません。よろしくお願いします。
2012年5月28日(月曜日) その2
近年、紀州湯浅名物として取り上げられた「しらす丼」の食べられる店の中で、唯一「しらす天丼」の出る「はたよ食堂」をチェックしており、是非にと思ってJR湯浅駅の正面近くにある店を探すことにした。幸い、前を走る「JR湯浅駅行」の公営バスの後を追うことが出来て、細くて分りにくいこの街の駅正面へ難無く出ることが出来た。適当な駐車場はないかと探してみたが、親切な答えは返ってこなかった。
例の店にも駐車スペースがあることを記していたので、狭い道路を抜けて熊野古道方面に進んでみた。とある小さな魚屋さんで聞いてみると、少し行きすぎていたが、すぐ其処に「はたよ食堂」はあった。
食べ歩きマップによれば「少し入りにくい印象だけど、店の中は昭和を彷彿させるノスタルジックな雰囲気」と書いている。郷愁をそそるとは少し大げさな表現だと思うが、以前はこんな店が何処にも沢山あった。暖簾をくぐるとカウンターがあって、向こう側に関東炊きや土手鍋が並んでいる。そこら中一面にメニューの紙が貼ってある。ご主人と腰の曲がった年配の女性の二人で、もう50年以上も店をやっていると話していた。どことなく正直者らしいが、とても頑固のようである。女性の方は黙々と注文の品を揃えている。遠方からの来客として大層有り難がって貰った。
ところが私達にも不注意があって、黙っていても「しらす」と言えば「しらす天丼」が出るものと思っていたが、天丼とはっきり言わないで、「しらす丼」と注文してしまったようだ。結局、天丼の方はお預けになってしまった。ご主人も恐縮していたが、何とも取り返しがつかなかった。出された「しらす丼」は味も良くて食べやすいと思った。新鮮なしらすをふんだんに使った「しらす丼」は現在、湯浅の名物料理として、広く全国にも発信していると思う。(管理人注 はたよ食堂は現在も営業中 なお、しらす丼等の写真は撮影していないようです。)
2012年5月28日(月曜日) その2
場所 時間 メーター表示
はたよ食堂 駐車場 12時05分 93.1㎞
昼食
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