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2004年5月12日(水) その8
妙宣寺から大膳神社への道は工事中で、迂回することになった。大膳神社は正殿に御食津(みけつ)大神を祀る。大神は農業食饌の祖神、豊穣の守護神で、産土神として、尊崇敬慕されており、古くは「御食神社」と名付けられていた。神社縁起によれば、神社境内の能舞台は、佐渡宝生流大夫家である。潟上本間家が、佐渡に能楽を広め定着させる重要な拠点とし、いわゆる「四所御能所」の一つとして由緒ある舞台である。現在の建物は、1846年、弘化三年に再建されたもので、鏡板は損耗の為、取り外して保存されている。新しく旧を模写した板にも珍しく日輪を配しているが、その意図は解っておらず「影向」(ようごう)(管理人注 神仏が仮の姿で現われること)という信仰的意味があるのでないかと言われる。何代目か解らぬが、小さな男の子がいて、庭に鯉のぼりをあげていた。
2004年5月12日(水) その8
場所 時間 メーター標示
妙宣寺 着 13時32分 87.3㎞
発 13時44分
大膳神社(能舞台)
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