前回の続きです。
駅まで戻る際には大同生命ビルの中を通りました。まるで植物園のようです。
北山悟達は、公園のベンチに座っていた飯塚統(いいづかおさむ)から声を掛けられます。悟には記憶がありませんが、中学の同級生だと言います。
統は悟が手にしている機械「Re:Memory」の円盤と説明書を自宅から持ってきて渡します。それは悟が中学生の時に発明したものでした。
統によると、悟は発明コンテストでのプレゼンに自信がなく、悟に発表を頼み、預かったままになっていたようです。
日付や時間、イニシャルを入力するとその人物の思い出の写真が出力されます。
食卓にご馳走が並ぶ映像を見て、統は悟の家で食べた食事だと言います。そして円盤を返せてよかった。早く記憶を取り戻してくれと言い、悟も礼を述べ別れました。
次回に続きます。

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