前回の続きです。
高師浜線は羽衣駅の高架工事のため2021年5月に一旦営業を休止し、バスで代行輸送が実施されていましたが、2024年4月営業が再開されました。ワンマン運転で途中に伽羅橋(きゃらばし)駅があるだけで、路線距離も1.4㎞です。
また不安で涙がこぼれだした海斗と優斗の兄弟の前に、別の妖(あやかし)が現われました。物知り(?)で白砂青松(はくさせいしょう 白い砂浜と青い松林 美しい海岸のこと)の意味を話し、子供だけで海岸まで行くのは遠いから、綺麗なステンドグラスを見ることを薦めます。
このステンドグラスは後鳥羽院(新古今和歌集の編纂者 承久の乱で鎌倉幕府討伐を試みたが、敗北し隠岐に配流された)の「恋すてふ 名のみ高師の浜千鳥 なくなくかくる 袖のあだ浪」と詠まれた浜千鳥が題材です。
駅前ではイルミネーションの「ハマナリエ」が開催されているそうです。
この駅は、日露戦争時に、近隣にロシア兵俘虜収容所が建設され、その後陸軍が宿舎として使用したという経緯から建設されたようです。
次回に続きます。

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