皆さんこんにちは。南大阪在住、ブログの管理人「カズ」です。九州の災害で被災された皆様の復興を祈念いたします。今回より新しいシリーズ、東北地方を巡ります。なお、毎回、申しておりますが、父親が過去記録した旅行記を息子の私がブログという形で皆さんに公表しています。現在と状況が変わっている可能性があることをご了解ください。
スマホでブログをご覧になっている皆さんへ。本文のあとに旅行の行程表がありますが、それを見る際はスマホを横にしてご覧になって下さい。縦のままだとちゃんと表示されません。よろしくお願いします。
2004年9月12日(日) 前編
「どうして天候がこんなに不順なんだろう」梅雨もおかしかったし、夏の暑さも異常、台風の上陸は例年になく数も多かった。気象情報は余り信頼できないし、旅行の設定に苦労する夏場だった。結局、夏休み前の計画も、8月から9月の初めの予定は立てることが出来ず、今度の東北行になってしまった。
予定が延び延びになると計画に修正をすることになる。具体的には気が変るのである。今までのように健康に充分な自信があった時代と違って、視力に多少の不安を感じたり、睡眠時間が充分取れるかどうか、走行距離等を考えると、余り勇気が出なくなってくる。残念ながら最初の計画を大幅に変更し、計画書がボロボロになるほど修正して、ようやく腰が上がることになるのだった。
1週間程前にある程度の天気情報を判断し、旅館の予約をする。全部で5ヶ所、すべて一発でOKを取ることが出来た。最近の特徴でもあるが、どこでも予約できない旅館はない。それも電話を通じて、ほとんど宿泊客が少人数しかないことが読み取れる。天然温泉、安価、そこそこの宿舎が簡単に予約できるのは、やはり、不況の影響によるのだろうか。もう随分長い期間、こんな傾向は続いているのだ。
出発の日、早朝5時は外は未だ暗い。虫の声は「未だ夜中だよ」と叫ぶように聞こえてくる。日曜日の早朝は、近畿道も車の数は少ないようだ。大山崎トンネル附近で、雲間から太陽がようやく顔を出す。今日は雲が少し多いようで、運転はし易い。
順調に名神高速を走り抜けて、北陸道に入るが伊吹山の姿は見えない。多分、霧状の薄い雲が山麓まで懸っているのだろう。近江の田園風景は黄金色が拡がり、今年も豊作を思わせる。しかし、山間部の様子は少し違ったようで、緑の沿道の樹々は、長かった夏疲れのせいだろうか、黒ずんで、時には枯れたものも見受けられる。
杉津、小矢部川、有磯海と出来るだけ多く小休止するよう心掛ける。北陸路は、50%程度稲刈りが終ったようで、高速道より見る限り、余り台風の影響は受けていないようだ。コンバインで作業中の姿も見えて、一見平和そのものだと思う。白山も立山連峰もうっすらとしか見えない。雲のカーテンを下ろしたようで、少し愛想がなかった。越中境パーキングエリアで昼食。氷見うどん、少し細めのうどんだった。
立山連峰
2004年9月12日(日) 前編
場所 時間 メーター標示
出発 5時10分 0㎞
美原北インターチェンジ
吹田ジャンクション
名神道
桂川パーキングエリア 発 6時14分 68.4㎞
米原ジャンクション
北陸道
杉津パーキングエリア 発 7時43分
小矢部川サービスエリア 着 9時08分 311.4㎞
発 9時29分
有磯海サービスエリア 給油 10時10分 422.7㎞
越中境パーキングエリア 着 10時29分 450.0㎞
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