皆さんこんにちは。南大阪在住、ブログの管理人「カズ」です。鳥取県を中心とした地震で被害に遭われた方の一日も早い復興を祈念します。今回も紅葉が美しい旅行記を選択しました。珍しくマイカーではなく、ツアーへの参加です。なお、今回の旅行記では、父の普段の思考や辛口の意見がかなり散見されます。また、毎回、申しておりますが、父親が過去記録した旅行記を息子の私がブログという形で皆さんに公表しています。現在と状況が変わっている可能性があることをご了解ください。
スマホでブログをご覧になっている皆さんへ。本文のあとに旅行の行程表がありますが、それを見る際はスマホを横にしてご覧になって下さい。縦のままだとちゃんと表示されません。よろしくお願いします。
2009年10月29日(木) 前編
第3日は、8時30分の出発だった。朝霧で10階からの窓外は何も見えなかったが、時間と共に晴天に変った。この日は裏磐梯から、西吾妻スカイバレーを経て、米沢に向かう予定だ。
磐梯山は表から裏へ次第に姿を変えていく。私達のバスは県道2号から国道459号を高度を上げて進む。右に白布山を望む頃、附近の紅葉は見事な景観を見せる。唐松林の黄色く色付いた姿も印象的である。川上温泉を直進する頃は、磐梯山も、すっかり裏の顔を見せてくれる。
8時55分、私達は五色沼の1つ、毘沙門沼の駐車場に到着した。ずっと以前、初めて此所を訪れた頃は、別荘と思われる住宅も少なくて、車を停めた広場から林を抜けて沼に近づいたと記憶しているが、この度は、沼の近くに大きな駐車場が造られて、沼の横にはデッカイ土産物店があった。以前と大した様変わりである。加えて、観光客の多いこと。紅葉のシーズンとは言え、どうしてこの景色が良いのかと目を疑う。大型バスも多かった。
状況が変化しているのは、それだけではなかった。毘沙門沼の水の色は全く変化していて、其処にはただ、濁った沼しか見ることが出来ない。勿論、周囲は樹林に覆われ、遠くに裏磐梯の姿も望め、沼岸には真っ赤に紅葉した楓(かえで)の古木、も良い撮影ポイントではあるが、せっかくのこの沼の特徴ある水色はどこへ行ったのだろうか。
毘沙門沼にて
1997年9月2日に訪れた際、福島県環境省によって表示された案内板には次のように書かれていた。
「この沼には、ケイ酸アルミニウム(アロヘン)の極めて微細な粒子が多量に含まれており、これが太陽光線と微妙に関係し、この沼独特の美しい青白色を生み出しています。」今はもう、古い写真帳によってしか、水の色彩を確認できないのだろうか。(管理人注 1997年の毘沙門沼の水の色については、下記ブログをご参考下さい)
http://blog.livedoor.jp/nihonmanyuuki-kazu/archives/2117677.html
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