皆さんこんにちは。南大阪在住、ブログの管理人「カズ」です。前回の続きです。再び相国寺の法堂、方丈を横目で見ながら、塔頭寺院 林光院を目指します。実は今回の「京の冬の旅」全体のパンフレットの表紙が林光院襖絵「虎図」となっており、以前から気になっていました。
パンフレット表紙 虎図 猫ではありません。
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同寺は薩摩の島津藩とのゆかりが強く、「蛤御門の変」や「鳥羽・伏見の戦い」で戦死した薩摩藩士を弔っています。(ということは、先月からはじまった大河ドラマ「西郷どん」関連と思われます。)
山門
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前庭
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内部は見事な水墨画の障壁画で飾られていて、先程の虎図は龍図と相対したものです。
少し分りにくいですが、入口は左手で、右手奥が正面です。従って虎は正面を向くと、向かって左手手前側に描かれています。そして右手奥に龍が存在します。この虎は眠っているわけではありません。よく見ると向かって右の目が若干開いており、龍の姿を捉えてします。そしてまるで本物のような毛並みを画で表現しています。
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全体を示す写真がないので説明がしにくいのですが、これは実際に訪れて実物を見ないと解らないと思います。右手奥の龍が虎を見つめており、一見、眠って居るかのように見える虎も龍を見つめている。それにしてもこれは見事な構図です。
チケットの虎図
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龍図
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鶯宿梅(おうしゅくばい)あいにく逆光です。
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この梅には逸話があります。村上天皇の梅が枯れたので、紀貫之の娘紀内侍(きのないし)の家の梅を移し替えた。その枝に「勅 (ちょく) なればいともかしこしうぐひすの宿はと問はばいかが答へむ」という歌が結んであり、天皇はこれに深く感じて梅の木を返したといわれています。(歌の意味 恐れ多くも天皇のご命令ですから、私はこの梅を献上いたしますが、この梅を住処とする鴬がまた今年も飛んできて『私のお家はどこ?』と聞いてきたら、私は何と答えればよいのでしょう」
相国寺境内をほんの数十メートルはなれたところに、薩摩の藩士が合葬されています。
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ということで、相国寺の敷地を出て、次は妙覺寺を目指します。

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