皆さんこんにちは。南大阪在住、ブログの管理人「カズ」です。九州各地で、被害に遭われた方にお見舞い申し上げますとともに、一刻も早い復興を祈念いたします。長野県の遠山郷、秋葉街道シリーズの11回目、最終回です。父が遠山郷についてまとめた「私見」の後編となります。この文章の最終の奥書は2010年4月1日となっています。なお、毎回、申しておりますが、父親が過去記録した旅行記を息子の私がブログという形で皆さんに公表しています。現在と状況が変わっている可能性があることをご了解ください。

秋葉街道私見 後編

鎌倉から戦国争乱の時代に全盛を誇った遠山氏は、一族の相続争いや悪政による領民の一揆によって滅亡したが、この頃には、街道全域に村落が生れ、武田信玄没後、残党の南アルプスを越えて遠山の奥地へ移住し、生活圏を作った人達もあった。
街道筋とその枝葉状に延びたそれぞれの地に宿場が形成され、江戸中期からは火防せの神を祀る秋葉神社への参詣、講の創立による集団的な移動によって、この道は大いに発展し、歴史的な遺産の裏付けを持った各地では、優れた文化が根付いていったと思う。遠山郷における霜月祭をはじめ、中尾の歌舞伎、大鹿歌舞伎、山国における特徴のある料理や、温泉、等々、苦難な条件を抱えつつ、現在に花を開かせたものも多い。加えて、その景観を誇る土地柄は、現在、登山観光面で拠点をなすものである。いずれの地域も、その奥深い生活文化の豊富なことに驚く。
最初に秋葉道を訪ねて、早くも20年近くとなる。私達は未だ納得できるほど訪問した訳ではない。三峰川の奥地も然り、大鹿の鹿塩の温泉も訪れてはいない。何とか落ち着いて、見落とした旧蹟なども廻ってみたいものだ。勿論、その巨大な山並の景観を併せてのことである。(2010年4月10日)

写真は上から 高遠城址公園 小彼岸桜 

       高遠城址公園 小彼岸桜 ②
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